|
2日目はあいにくの雨となってしまいましたが、初日を上回る多くの方に観に来ていただけました。 ありがとうございます。 18:55からの『高三』終了後、ゲストの水野衛子さんによるトークショーが行われました。 『高三』はかなり熱血に生徒たちを指導する、ある国語の先生を中心に撮られたドキュメンタリーです。 水野さんはかつて都内の高校で国語の先生をしていたことがあり、高三の担任をしたこともあるそうですが、「日本にはこんな先生はいない」と言い切るほど映画の先生は強烈です。 張元監督の『クレイジー・イングリッシュ』に出てくる李老師を髣髴とさせるアジテーター、というのが水野さんから見たこの先生の印象。 「『男女交際は禁止だ』と言い切れる中国の先生がうらやましい」という、元教員ならではのご感想もユニークです。 中国で日本語教員もしていた水野さんによれば、映画に出てくる受験生だけでなく、中国人は大学に入ってからも勉強熱心で、早朝から教室で教科書の朗読をしているのだそうです。 日本では考えられない光景ですね。 中国人は親の期待が強いために、そこまで熱心に勉強するのだそうです。 映画の中でも、親の子供に対する思いが語られたり、親戚中から期待を受けている生徒たちの姿が描かれていますが、まさにそれが中国の現実のようです。 限られた時間ではありましたが、中国での学生とのエピソードなど、現地の事情を知る人ならではの興味深いお話をユーモアーを交えて語ってくださり、とても盛り上がったトークショーとなりました。
by cifft
| 2008-08-25 04:18
|
ファン申請 |
||